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女性更年期と泌尿器科疾患

女性更年期とは閉経前後の数年間、個人によって差はあるものの、最近の日本では45~58位をさすと思います。


これまで女性の体の特性や性機能を担ってきた自立神経ホルモン系の中枢である視床下部、脳下垂体及びその標的臓器である卵巣などの機能低下が原因となります。月経は不順となり閉経に至ります。

卵巣より分泌されていた女性ホルモンの急激な低下により、性器の粘液分泌の低下や萎縮、更には退化に至ることがあります。また骨粗鬆症に代表されるような全身の老化現象も発現してきます。自律神経機能が不安定となり、ほてり、発汗、頭痛、肩凝り、精神的不安定、不眠、食欲不振、‥など色々の症状があらわれます。

泌尿器科的な症状としては、次のようなものがあげられます。
①外尿道口狭窄
 性器の粘液分泌低下、萎縮により尿道の外側の入口が萎縮し狭くなって尿が出にくくなり、この結果、膀胱の仕事量が増加して尿が近くなります。男性の前立腺肥大症とほぼ同じような症状です。
②膀胱炎、膣炎、外陰部炎など頻回に起る

 粘液は菌を殺し侵入を防ぐ大きなバリアーでしたが、これが出ない為菌の攻撃を直接受けることが多くなる。
③尿失禁が起こりやすい

 皮下組織がみずみずしさを失いやせるため、尿道粘膜下の組織も粗となり、尿道の内圧が低下し腹圧性尿失禁が起こりやすくなる。

これらの症状については内容が内容だけに中々相談しにくいもののようです。治療としては根本治療は「若返り」しかないのですが、それは無理です。根本的にとは言えませんが、外尿道口狭窄部の拡張、骨盤筋体操、薬物治療など最近では色々と治療方法も開発されてきています。


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・駐車場有り

 

医療法人 星丘会 

泌尿器科 山田クリニック

 

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