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医療法人 星丘会 

泌尿器科 山田クリニック

 

泌尿器科の病気コラム

排尿時の膀胱内の圧力

排尿時の膀胱内の圧力について考えたいと思います。

膀胱内圧は図1のように膀胱内にカテーテル(管)を尿道より挿入し、点滴のように食塩水を注入しつつ、水をどのくらい水栓として押し上げるかを計り、単位は㎝(水栓)と表します。

膀胱内に尿を溜めている時の内圧は、正常では5~8㎝のレベルです。一方、排尿時の内圧は正常では20~30㎝のレベルとなります。

図2の低圧蓄尿(正常)例では、膀胱の壁は柔軟で尿の溜まる量が増加すると伸び、かなりの量が溜まるまで低圧に保たれます。そして腎臓からの尿はすみやかに膀胱内に流入してきます。したがって、腎機能は正常に保たれます。

一方、高圧蓄尿例では、膀胱壁が硬く少しの尿が溜まっただけでも膀胱内圧が上昇します。また、多少膀胱壁に柔軟性が残っていても溜まりすぎた場合(尿閉)、やはり膀胱内圧は高くなります。そうすると、腎臓で作られた尿は膀胱内には流入しにくく、尿管及び腎盂、腎杯に尿が溢れ、腫れてきます。このように腫れた腎臓のことを水腎症といいます。当然のことながら腎機能は悪化し、放置すると腎不全に進行します。高圧蓄尿の呈する場合、臨床症状としては、強い排尿困難、残尿感、頻尿、場合によっては尿失禁を呈します。

このような場合は多くの症例で治療が必要と考えられますので専門医にご相談ください。