食べ過ぎ、飲みすぎになっていませんか?
高脂血症(高コレステロール、高中性脂肪)、高尿酸血症、糖尿病など
いわゆる生活習慣病については注意したいものです。

本日は尿路結石症とも関係が深い高尿酸血症について述べます。
母趾の付根に熱感を持って赤く腫れ、大変痛い痛風は高尿酸血症を
基礎として発症する病態です。高尿酸血症は尿酸のもとになるプリン体を多く含む食事(肉、魚のひもの、大豆製品、エビ、ビールなど)を食べ過ぎることにより、体の組織内や血液内に尿酸が過剰になる病態で、
痛風結節や尿酸結石、脳血管障害、心疾患が合併します。

高尿酸血症のみでは自覚症状はほとんどなく、健診などの血液検査で指摘されるのが普通です。痛風で痛みがあると受診して治療を受けるのですが、高尿酸血症のみでは症状がないのでついつい放置することが多くなります。しかし動脳硬化などの原因となり、脳血管や心に悪影響を及ぼします。

予防が最も大切で前述のプリン体を多く含む食物を少なくし、野菜を多くとり、ビールでなく水分を多く飲み、肥満しないようにすることが重要です。高尿酸血症の人の尿の酸性度は肉類などの酸性食品の関係で
酸性(多くは強酸性)であることが多く、尿酸は尿中に溶けにくくなっています。野菜類を多くとり、尿をアルカリ化することで尿に尿酸が溶け易くなり、食事療法だけで改善するものもあります。

しかし血中尿酸値が8.5㎎/dl以上(正常値7.5㎎/dl以下)の症例では
薬物治療が必要で、アロプリノール(ザイロリック)などが処方されます。アルコール類はあまり飲みすぎないようにすることも大切で、ビールよりも日本酒、ウィスキー、焼酎などの方が良いと言われています。大豆製品は健康に良いとの考えから、豆腐や納豆などを毎日大量に取り過ぎることも注意が必要です。鰹節、あじのひもの、鰯のひものなどにも
プリン体は多く含まれますので食べ過ぎは禁物です。

尿中の尿酸濃度が高くなると結晶化し、これが尿酸結石やシュウ酸カルシウム結石、リン酸カルシウム結石の核となるという説があります。
最近、尿路結石症そのものも生活習慣病と考える研究者も増えています。生活習慣病全般からは食事のバランスが最も大切で、食べ過ぎ飲みすぎはいけません。また体を動かすことも大切です。まずは薬に頼ることなく食生活のバランスより健康を守りたいものです。