本日は気温と排尿について考えたいと思います。

日中の気温34~35℃、炎天下、ゴルフをしました。衣服はたちまちビショビショに汗を含み、喉が渇くためスポーツドリンクをがぶ飲みします。1ラウンドで900mlのペットボトル4~5本分(3500~4500ml)飲んでしまいました。昼の食事の後、ラウンド終了後に排尿しますが、尿は濃縮して紅茶のやや出すぎた色になり、量は極く少なく、尿勢もなくチビチビとしか出ません。そして排尿しようとしても出るまでに時間がかかる状況でした。

これだけ沢山の水を飲んでいるのに尿の量は少なく、出るのに時間がかかる‥、腎臓でも悪くなったのな‥、また前立腺肥大が悪くなったのかな‥、など心配になったことはありませんか。生理学的に、医学的に考えますと前述した状況は極く当たり前のことになります。

4000ml飲んで、食事時に200ml入って、汗に3000ml、水蒸気で1000ml、尿に200ml、計算式では、4000+200=3000+1000+200となり、プラスマイナス「0」となります。当然腎機能は正常です。

もし腎機能が正常でなかったら、尿も濃縮する力が低下していますので、このように濃い尿を出すことができません。また膀胱に少ししか蓄尿されていない時に排尿しようとすれば、膀胱では排尿準備ができていませんので、脳の働きで自律神経を刺激して排尿させるように指令します。この指令している時間が少し必要になりますので、排尿しようとしてから排尿開始まで時間を要することになります。

そして量が少ないと勢いはありません。これも当然のことです。気温が高い時には盛んに発汗して体温を下げようとします。このとき水分が入ってこないと脱水状態となり、高度になりますと熱射病、熱中病にすすむこともあります。適当な水分及び電解質(塩類)の補給が大切です。

体が必要とする水分が補給されると、また気温調節(冷房など)などで発汗が止まると、体内に過剰な水分ができます。この状況になれば尿量が増加し、尿の色も水の色に近づきます。尿の色の元になっているのはウロクロームという色素で、1日排出量はほぼ一定といわれます。したがって、尿量が増加すれば淡く、尿量が減少すれば濃くなります。これは腎機能が正常であるが故の変化です。冷房などで温度管理しますと尿の量は増加して、1回排尿量も多くなり、一般的には尿勢も強くなります。

暑い暑いと水分をガブ飲みしますと胃腸にダメージを与えることもあります。適切な水分管理を考えて暑い夏日を乗り切ってください。